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六代目 笑福亭 松喬 / 饅頭恐い

松喬さんが マクラで話しているように和菓子屋さんとはご縁があって、石橋に住んでいた時は 池田高校への坂道 通称 池高通りにあった和菓子屋さん開勢堂さんにお世話になりました。 双方が引っ越しし 残念ながらご縁が途切れてしまいましたが 子供たちも可愛がって頂いたり 本当に良くしていただきました。 松喬さん42歳の本厄の時には、厄除け饅頭を開勢堂さんにたくさん作っていただきました。 年長者の方にお饅頭を食べていただくと厄祓いになると聞き 老人施設のおじいちゃん おばあちゃんに召し上がっていただいた・・・そんな思い出もあります。 天王寺に引っ越しすると 隣が和菓子屋さん。 昔 鶴瓶さんが、たまたま松葉屋さんに買い物に来られ 松葉屋さんの奥さんが 「松喬さんのとこに来られたんですか？」 隣が松喬宅という事を ご存知なかった鶴瓶さんは慌ててうちに来られ 私も突然の鶴瓶さんの来宅に あら まぁ びっくり。 それから 度々お稽古に来られる様になり 鶴瓶さんのお宅にお招き頂いたり 娘や息子に結婚お祝いのビデオレターを頂いたりと 有難いご縁を頂いたのも 和菓子のおかげです。 落語にも和菓子にも四季があります。 四季のある国に生まれて 四季を味わい 四季のある暮らしが楽しめて嬉し 有難いです。 桜餅 柏餅 水無月 暑い夏は、かき氷の中に松葉屋さんの葛饅頭を入れて良く食べたものです。 堺のかん袋のくるみ餅もかき氷に入れましたね。 阿闍梨餅も大好きだし、同じ大きさでもずっしり重たい虎屋の羊羹、松本の栗のお菓子などなど やはり 和菓子は良いですね。 さて皆さまは、どんな和菓子が、お好みでしょうか？ 六代目 笑福亭 松喬 落語公式チャンネル 今回の演目は、 「饅頭恐い」 平成10年10月22日 ワッハ上方演芸ホール 第10回松喬独演会より 47歳の高座を お楽しみ下さい。