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カガヤク　ミライ　ガ　ミエル　カナガワ2021古典芸能のミライ「平家物語の世界　語りの伝承　巻二十四　能『熊野（ゆや）』」

「平家物語」にまつわる能・狂言・平曲を鑑賞するこの公演は2021年で24回目を迎えました。能「熊野」は「平家物語 巻第十『海道下』」を原典とし、桜花満開の京都の景色と病母の無事を祈る熊野の心中の対比が描写されます。 [あらすじ] 平宗盛の側近く仕える愛妾熊野は、国元からの使いの朝顔より老母が重病であるという文を受け取ります。熊野は文を携えて宗盛に暇を乞いますが、熊野を花見の供にと帰郷を許そうとしません。願いは叶わぬまま、熊野を乗せて花見の車は出発します。熊野の心は晴れぬ一方、東山の道すがら、辺りは桜花爛漫、人々は明るい。やがて酒宴は始まり、宗盛の所望で熊野は舞を舞います。すると俄かに村雨が降って花が散り、熊野はますます母の命が思いやられ、涙しつつ和歌を綴ります。それを見てさすがの宗盛も哀れに思い、暇を与えます。熊野は喜び、東路を急ぎ故郷へと帰っていきます。 Yuya, Taira no Munemori’s favorite concubine, receives a letter from her hometown’s servant Asagao telling that her aged mother is suffering from serious illness. Yuya asks leave showing the letter to Munemori, however, he refuses her wish as he wants her to accompany him for cherry blossom viewing. With her wish not being granted, the carriage departs with Yuya aboard. Yuya is feeling depressed on the way to Higashiyama, whereas cherry blossoms are in full bloom and people look cheerful. Requested by Munemor, Yuya performs a dance in the party. Suddenly a rain shower begins to scatter the blossoms, and Yuya is filled with even more anxiety about mother’s life. She writes a poem shedding tears. Feeling pity for Yuya, Munemori gives her leave. Yuya is pleased and left for her hometown in a hurry. [出演] シテ　熊野　櫻間右陣 ツレ　朝顔　阪本葉 ワキ　平宗盛　森常好 ワキツレ　従者　舘田善博 笛　松田弘之 小鼓　飯田清一 大鼓　亀井広忠 後見　塚原明　他 地頭　長谷猪一郎　他 主催：櫻間會 映像制作：神奈川県 撮影場所：横浜能楽堂 助成：令和3年度日本博イノベーション型プロジェクト　文化庁／独立行政法人日本芸術文化振興会 「カガヤク　ミライ　ガ　ミエル　カナガワ2021」 神奈川県にゆかりのある文化芸術各分野の最先端アーティストが、「共生社会の実現に向けて」をテーマに、「紅葉ケ丘文化ゾーン」等から、ダンスプログラム、演劇、メディアアート、工芸及び音楽を、世界に向けて配信します。 ※紅葉ケ丘文化ゾーンとは、建築家・前川國男氏が設計した文化施設（神奈川県立音楽堂、神奈川県立青少年センター、神奈川県立図書館）や周辺施設等から構成され、文化・芸術を発信していく地域のこと。 神奈川県の取組 ■ともに生きる社会かながわ憲章 https://www.pref.kanagawa.jp/docs/m8u... ■マグカル・ドット・ネット https://magcul.net/ この動画に関するお問い合わせは、国際文化観光局文化課へのお問い合わせフォームをご利用ください。 https://www.pref.kanagawa.jp/div/0204...