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竹弓の選び方　How to choose a Japanese bamboo bow

竹弓を選ぶ 弓師でもないのに何を言う！！おまえは何を知っているのだ！と怒られそうですが、使う側の立場としてまとめてみました。 １，大体の強さを伝えて数本出していただきます。 自分の矢束を知っておくことが重要です。 基本的には自分の喉仏の中心から腕をいっぱいに水平に伸ばして中指の先までです。一般的に弓具店では並弓の場合８５㎝，伸弓の場合９０㎝で測定をしております。それよりも自分の矢束が長い場合には強くなるし，短い場合には弱くなります。竹弓は引き込んでいくうちに２㎏～３㎏張力が落ちてきます。その分を見越して強さを決めましょう。 お店でどれだけ張り込んであったかも重要です。 ２，張顔を見る 全体の形，手幅，出入りを見る。 ３，持って振ってみる。 振りやすく軽いのがよい。 ４，弦打ちをする。１０㎝ぐらい引っ張って，弾いてみる。 上弦があるか？音が良いか，弣の高さが適正であるか確認してください。カンカンと澄んだ良い音がするのが良いですね。また振動も確認します。大きな振動が無く，何時までもバタバタ続かず，すぐ収まるのが良いですね。だいたいこの動作でベテランか初心者か解ります。いっぱい引っ張って放してはいけません。空筈と同じで弦が切れてしまいます。弓を壊してしまうことも。 ５，肩入れ（素引きを）をして良いか確認する。 必ず，許可を得ること。 ６，素引きをする。 ３回まで。 ①自分で行い強さや引き味（上弦がある底がある）を確認する。静かに引く。手内を作って馬手は親指を除く４本の指をかける。耳を越す程度。勢いよく引かない。引きすぎない。同時に成を見て貰う ②他の人に引いて貰い自分で引成を確認する。 ③必要なら三回目 ７，再度張顔を確認する。素引きの後変化する場合がある。 ８，材質，杢目，分落がないか確認する。傷，竹の捻れ具合，節。可能ならば弦を外してもらい，裏反りとヒゴを確認する。裏反りは６寸から８寸はほしいですね。 以上のようなことを大体見て選ぶと良いでしょう。 多少難があっても，修正可能であればＯＫです。 どの程度まで修正できるか判断しなければなりません。 胴の弱い物，分落ちをしている物，張り殺している物，焼きむらのあるものは選ばない方が良いでしょう。 なかなか完璧な弓は少ないです。引きながら様子を見ることになります。修正して強くなることはありません。 火を入れたり，削ったりして強いところを弱めて修正します。基本的に弱くなります。ただし，バランスが良くなって，冴えて，反発力が増すことはあります。