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雪山登山で手袋が冷たくならない方法　

【雪山登山で手袋の保温力を下げない方法】 ⁡ 雪山登山を行う上で避けて通れないのがグローブの濡れ。手から出た汗がグローブの1番外側の生地に触れた時点で、必ず結露が発生します。 結露は保温層となる中綿に吸収され、徐々に湿り始めます。水は空気の20倍も熱伝導率が高いので、中綿が湿る事で外気温が手に伝わりやすくなります。これにより手袋の保温力は低下します。 ⁡ そこでおすすめなのがVBL(ベイパーバリアライナー)。極地冒険などで使われる手法で、皮膚の表面に透湿しない防水膜を設ける事で、汗を保温層の中綿に行かない様に防御する方法を言います。雪山登山ではグローブで特に効果を発揮します。 やり方は簡単で、サージカルグローブをインナーに使用するだけ。これによって汗は手の皮膚の表面に留まり、オーバーグローブの中綿を湿らせる事はありません。保温層が乾いていれば、外気の影響を受け難い状態を維持できます。 ⁡ 個人的には主に防寒テムレスを冬期用メイングローブとして使い、同じくSHOWAのニトリストタフプラスと言うめちゃくちゃ丈夫なサージカルグローブをインナーに使用。 これで手が冷たい時はオーバーグローブをダウンミトンに付け替えています。細かい作業も問題なくこなせ、風が強い時などはダウンミトンで鉄壁の防御をする。 かなり調子良く、個人的にはこの組み合わせが冬期用グローブのベストセレクトだと感じています。 是非試してみて下さい^ ^ ⁡ ⁡ ーーーーーーーーーーーーーーーー ⁡ 登山教室 Kuri Adventures では、登山教室を通じて安全に登山を楽しむ為の技術を指導しております。 ⁡ 詳しくは " クリアドベンチャース " と Google で検索！ ⁡ ーーーーーーーーーーーーーーーー ⁡ 栗山祐哉 (くりやま ゆうや) ⁡ JMIA 日本登山インストラクターズ協会 上級登山インストラクター ⁡ SMPO 日本安全登山推進機構 代表理事 ⁡ アウトドアブランド " Ferrino " 公式日本人アンバサダー ⁡ 登山教室 Kuri Adventures 代表主任講師 ⁡ 《著書》 ・はじめてのテント山行　メイツ出版 ・疲れない山歩きの技術　メイツ出版 ・新しい登山の教科書　池田書店