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【高音質】ジャズの新しい息吹。ビリージーンファイブ『Straight ahead』

関西若手ミュージシャンにより結成された「ビリージーンファイブ」のライブより、他の曲では4人での演奏もあったが、この曲はグループ名通り「5人」で演奏された「Straight Ahead」。 トランペット奏者：ケニー・ドーハムによる1963年の録音『Una Mas』に収録されている楽曲で、録音メンバーはテナーサックス：ジョー・ヘンダーソン、ピアノ：ハービー・ハンコック、ベース：ブッチ・ウォーレン、ドラムス：トニー・ウィリアムスというなんともゴージャスな顔ぶれ。 トランペットではなくトロンボーン編成の「ビリージーンファイブ」が、独自のアレンジでこの曲に挑む。 同音をリズミックにユニゾンするイントロというかこれがテーマか、もう一度繰り返してのソロパート。 まずはサックス、トランペット、そしてバースを短くしながら互いの掛け合いで盛り上げていく。 やはり2管あると、バリエーションや音の厚みも随分変わってくるので、ジャズの「せめぎ合い」の部分が映えてくる。 ホーンのソロパートの後はピアノソロへ突入、曲タイトル通りストレートアヘッドなジャズの醍醐味をひしひし感じさせてくれる演奏だ。 最後テーマに戻ってからは、ドラムソロを重ねてくるというエンディングで終了。 この曲以外にも「ビリージーンファイブ」は1960〜70年代のジャズナンバーをレパートリーに加え、彼女ら若い世代の感性と解釈で演奏している。 良いものは受け継がれていくということもあるだろうが、若人たちがしっかりルーツをリスペクトして自らの向上に生かそうとする姿勢は、一音楽好きとしてやはり胸に迫るものを感じてしまう。 （文責：平田浩康 #RAGNETLIVE​​​​​） #ビリージーン #村上和帆 #岩田智貴 #丹羽詩織 #坪田英徳 #JAZZ #ジャズ