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金剛流　能　「竹生島」

2022年11月23日（祝）秋の華月会での舞台です。 師匠の傘寿のお祝いに、お能「竹生島」を舞わせていただきました。 自分の記録用にアップします。 お能をあまりご存じない方や海外の方に、雰囲気だけでも伝われば うれしいです。 興味を持たれたら、是非、プロの舞台を観に、能楽堂に足をお運びください。 能「竹生島」あらすじ 延喜の帝（醍醐天皇）の臣下が、竹生島に参詣することになり、 海女の釣り船に乗り込みます。 その船頭さんが前半のシテ（主役）です。 桜が咲く頃の琵琶湖の景色を楽しみながら、竹生島に向かいます。 竹生島に着くと、海女もおりたので、臣下がここは女性禁止では？と 問いかけると 島に居られる弁財天さまも女性だから、むしろ女性が参詣されたらいいと、 船頭が答えます。 そして、海女はこの島の弁財天の化身、船頭は琵琶湖の主の龍神だと言って 姿を隠します。 後半は、弁財天が天女の舞を舞い、龍神が宝珠を臣下に捧げ、湖の上を駆け回って この国の平穏を祈ります。 動きが少ない前半と、美しい天女の舞、激しい龍神の舞と変化に富んだ見応えのある曲目です。 お楽しみ頂けたら、幸いです。