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「ライダーの聖地」多くの人に愛されてきたラーメン店が間もなく閉店　４１年の歴史に幕　新たな挑戦も

北海道黒松内町で多くの人に愛されてきたラーメン店が間もなく閉店します。４１年の歴史に幕がおりると同時に新たな挑戦も始まります。 鶏ガラや魚介などで出汁をとったスープに中太のちぢれ麺。黒松内町のラーメン店「松龍」の看板メニュー「みそラーメン」です。 地元の人やライダー達に愛されるこの店を切り盛りする８０歳の片岡歌子さん。４１年前、夫と２人でこの店をオープンさせました。 片岡歌子さん） 「こっちはもう何年だろう。結構前から。この人は札幌の人だし。結構遠いところから寄ってくれますね」 壁には、訪れた人たちの思い出の写真が所狭しと飾られています。夏場はライダーが客の９割を占めるそうで「ライダーの聖地」とも言われてきました。 ライダー） 「こっち方面に来たら昼はここって大体決まっています。お昼にここを通れるように道を決めたりしています」 道内外から多くのファンが訪れる「松龍」ですが、今年、転機が訪れました。４月に夫の孝司さんが急病で倒れ、娘が住む千歳市の病院に入院。歌子さんも長年住んだ黒松内町を離れ千歳に移り住む決断をしました。 片岡歌子さん） 「お父さんも８７歳、私も８１歳だから、あと何年生きられるかわからないから…。あ、ごめんなさい（涙）そばにいて、手を振ったり、励ましたりしたいなと思って一大決心をしました」 １０月２１日は歌子さんの８１歳の誕生日。この店でラーメンを作る最後の日となります。 お客さん） 「困りますね。どうしてくれるんだと。俺らの昼をどうしてくれるんだと。私いま麺入れたっけとかあるけれど、愛すべきラーメン屋の母さんです」 しかし歌子さんのラーメン作りへの情熱は消えていません。 引っ越し先の千歳で「松龍」の名前のまま新たな店を１１月に開く予定です。黒松内のこの店は、孫夫婦が引継ぎ、来年２月ごろの再オープンを目指しています。 片岡歌子さん） 「こんな歳まで働くと思っていなかったっていま思うんですけど、みなさん来てくれて、よかったなって思っているんです。千歳行ってもがんばります」 ▼HTB北海道ニュース　公式サイト https://www.htb.co.jp/news/ ▼情報・映像提供はこちらから「イチオシ!!動画ポスト」 https://www.htb.co.jp/news/info.html ▼HTB北海道ニュースのSNS Twitter　  / htb_news   Facebook　  / htbnews   TikTok　  / htb_hokkaidonews   #黒松内町 #ラーメン店 #松龍 #ライダーの聖地 #HTB北海道ニュース　#北海道　#ニュース