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kimonodandyTV-006　角帯結び所作３種

角帯の結び３種類に関して、イントロ版として所作紹介。 ◆解説版は →    • 弓道若手との袴合宿１　角帯結びの基本「貝の口」   １　貝の口（男結び） ２　一文字結び（袴下結び）05:03 ３　平結び（たいらむすび　バックル結び　男だらり）10:32 ※平結びは、閂平（かんぬきたいら）結び／小太鼓結びがお勧め 　→    • kimonodandyTV-007　女 半幅帯 「小太鼓」結び   いわゆる教科書、着付け教室、ハウツー、自分のやり方との違い、 その意味、論理、合理について、検討、吟味いただければ幸いです。 詳しくは解説版 ↑ にて。 【貝の口】　解説 ☆基本の結び　和装のエッセンスが込められた結び ☆角角（カクカク）と角（かど）が立つからこそ角帯 ☆クシュ紐と平紐の違い　平紐の結び（折り紙的幾何結び）：知性 ☆洋装：ベルトと違い、1本の帯で太い人も痩せも、どの結び方でも可能 　余り部分を内側に折り返すことで実質使用長を調整 　和のフレキシビリティ：道具はシンプル、人に応用を求める ☆精度高く、文化的に、前で結ぶ ☆始点、終点、交点の３ポイント意識が重要 　始点、終点で使用長をコントロール 　交点で手と垂れのバランスをコントロール 　（交点をへそ真ん中など仮決めすることで、始点、終点決まってくる） ・腰紐無用：マネキン、トルソ相手、リアリティのないきものの象徴 　トイレの後にパンツ、ステテコも上げられないような着方はナンセンス ・角帯の上下：倍幅で縦半分に折られている場合、 　輪（わ）＝折り山（張力をしっかりと支えられる方）が下 ・時計回りに巻く：きもの自体が時計回り、それを崩さないよう 　順方向に巻く ・帯位置は、膝、腿を上げ、足の付け根の折り曲げ位置が絶対下限 　ここより下でも、歩いているうち、座った際等に上がってくる 　細い人は下限近く、腰骨形状、腹の出具合で納まり、心地のよい 　ポジションを探る ・手は、帯の左端を縦半分に折り、輪（わ）＝折り山を上に取る 　帯は下部で締める、張力が下部に伝わる手の取り方 ・角帯本来の目的＝胴回り本線のホールド、心地が重要 ・巻き目はズラさない：キッチリ重ねて ・引っ張り絞るように結ばない：平らさを活かし、滑らせ張力調整 ・滑るのがいい帯：滑る、折れる（折り留まる） 　良い結び＝良い織分かる ・手と垂れを交差する際は手を下に折り返す（折り山が下になるように） ・一結び後は手の方を先に上に折り返す（折り山は下のまま） ・手の角度がポイント：一意に決まる、ピンポイント、 　手の折り下げ＆折り上げ角度、ズレると結び目がゆがむ 　ピタゴラスイッチが入るポイント、角度が重要 ・垂れで手を折りくるむように結ぶ ・垂れを下げ＆折り上げ、そこに手を下から入れ上げるのは 　順序、後先、ナンセンス ・手と垂れの長さ、バランスが気に入らない時は、 　交点をズラして手の方の長さを好みに調整し、 　垂れの出し入れ（内側への折り返し量の調整）で 　垂れの長さを好みに調整する ・数ミリ単位で微調整が可能 ・結び目に隙間を生じさせない　スペースを詰めるように 　引っ張らず　タイトに ・結び目を叩いて固定、馴染ませる ・帯を後ろに回す際は、締め位置＝腰から上に上げて、 　ゆるいところで回す ・回した後に、きものを整えシワを両脇に流す ・帯を下に下ろす際は、片足ずつ後ろに引き、腰骨を抜く感じで 　胴回りのスペースを空けて（細くして）下げる ・きものの衿合わせ、帯上下のシワを整える＝両端に流す ・手と垂れの長さバランスは、手の方が長め、垂れは控えめ ・後ろ、結び目の決め位置は、手と垂れを両手で持ち持ちやすいところ 　すなわち、（後ろ手で）結びやすいところ、修正しやすいところ 　結び目を叩き馴染ませやすい位置 　時計巻きの場合、後ろ右側に結び目が来る 　（反時計巻きの場合は、後ろ左側に結び目） ・そもそも、非対称な結びで、中心のある結び方ではない 　「真ん中ではなく左右にズラすのが粋」というのは、 　あたかも中心があるがごとくの説明で、ミスリード 　合理＋美意識（手・垂れバランス）で自ずと決まる、帯の位置